トリートメントについて
2011年9月17日 土曜日
トリートメント phコントロールその2
PHOTONではPHコントロールをしっかりします。
簡単な髪に関してのphのお話は、前回を参照に
パーマやカラーのメニューでは、ほぼ髪をアルカリの状態にして施術を行います。
最近では少なくなってきましたが、パーマやカラーのお薬でツッーンと鼻につく刺激的な匂いがしたと思います。
あれがいわゆるアルカリ剤としてアンモニアを使用した時にする匂いです。
アンモニア等の場合、においとして揮発(なくなって)してくれるので、髪に残留しにくいです。
が、最近の薬剤のトレンドとしては、施術中の薬剤の匂いもお客様の不快感として捉え、薬剤の匂いをマスキングして香料を入れたり、もしくはアルカリ剤を揮発しにくく匂いもあまりしないようなものを使用するメーカーも増えました。
それを売りにするメーカーや美容師さんも増えましたが。
一見キツイ刺激臭がしないと、薬剤的にいいように思えますが、
揮発しない≒残留しやすい
が成り立ってしまいます。
パーマやカラーなどの施術中、もしくは施術後にちゃんとphコントロールもしないと、お客さまがおうちに帰られた際、髪が膨潤したままでダメージがし易い状態になってしまいます。
そんな膨潤したまま髪の状態にトリートメントしても、持ちも悪いです。
お肌に例えるなら、肌荒れして乾燥肌なのにも関わらず、コンシーラーやファンデーションを厚塗りしてごまかしているそんな状態です。
隠すために上から厚塗りをするのではなく、厚塗りしなくていいように肌というベースを整える。
どちらがいいかわかりますね。
で、本題に戻りますと
PHOTONでは、phコントロールとしましてシャンプー台でしっかり酸リンスでチェンジリンスします。
しっかりって??
時間をかけることです。
髪の毛って平面でなくって、円から楕円という立体構造(3次元?)になっています。
薬剤に浸された髪は、表面だけがアルカリに傾くわけでなく、髪の内部までアルカリになっていると考えられます。
なので大切なのは、強酸性でなく弱酸性な酸リンスで、時間をかけて髪をチャプチャプ弄びます。
お客様の中には頭皮にお湯が流れる感覚が、新鮮すぎて悲鳴を上げる方が見えますがいじめではありません。
そんな声を挙げられたときは、より頑張っちゃいますのでご注意ください。(笑)
なぜ頭皮にも酸リンスするか、肌が健康な状態は弱酸性です。
カラー剤なり、パーマ剤の1剤などお肌にはダメージとなってしまいます。頭皮もしかりです。
特に年齢が上がり、皮脂膜の生成が悪い方の場合、弱酸性に戻るまで時間がかかって肌のストレスになると考えます。
ですので、PHOTONでは
髪だけでなく、頭皮まで考えてphコントロールしています。
(最近炭酸泉導入しました。詳細はまた後日)
投稿者 kuroda | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)
2011年9月 7日 水曜日
トリートメント 薬剤除去その2
①ヘマチン配合トリートメントを使用して、毛髪に残留しているオキシドールを分解させチェンジリンスすることで髪の中で分解し発生した活性酸素を除去します。
②髪に残留したかオキシドールを分解除去してくれるルイボスエキスが入ったリトルサイエンティスト ダメージケアシャンプー&トリートメントでアフターシャンプー&トリートメントします。
ここから買えます。


この2工程でオキシドールは、ほぼ完全に除去できます。(実験済み)
試薬で確認するとなかなか面白い結果が出ます。
オキシドール自体残留している濃度的にはそこまで高くないのですが、次に出てくる髪のphと深い関係があります。
やはり髪や頭皮に残留させずにしっかり除去という形が一番良いです。
②phコントロール
この残留した酸化剤(過酸化水素)が、カラー後髪を明るくしながらダメージを進行させていく原因の一つでもあるんです。
また頭皮なども少なからず残留しますので、それが頭皮の皮脂を酸化させ過酸化脂質に変えてしまします。
この過酸化脂質が肌にや髪にとって有害で、
皮脂をより酸化させて頭皮から臭い匂いをさせてしまったり、肌のかゆみの原因を作ったりします。
さらに過酸化脂質が毛乳頭の所までやってくると、毛乳頭の髪の成長を止めてしまい抜け毛の原因を作ってしまったりしまします。
ここがパーマやカラーでの薄毛の原因になってしまいます。
お肌は弱酸性です。と聞いたことがあると思いますが、髪のphも弱酸性なります。
髪がアルカリの状態になると膨潤(膨らんで)して、普段閉じているキューィテクルが開いてきます。
そこからカラーの染料や、パーマ剤か髪の中に浸透して、薬剤が髪の中で反応しやすくなります。
髪を膨潤させるには、アルカリ剤(アンモニアなど)を使用すれば簡単に膨らますことはできますが、ふやかしたままでいいのでしょうか?
答えは、NOです。
やや閉じた状態

開いた状態

明らかに閉じておいた方がいいように見えます。(汗)
では、どのように閉じるのか秘訣は・・・続きます(笑)
投稿者 kuroda | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)
2011年9月 4日 日曜日
トリートメントって??
以前書きましたが私、黒田の場合トリートメントを基本的におすすめしません。
なぜかって??
髪の毛に必要以上の油分は、
髪を乾かすのに時間がかかるから。
特にパーマをかけた直後のトリートメントは、やりません。
トリートメントの重みでウエーブがダウンするからです。
じゃあ何をするか、
当店で施術後(中)必ずすること。
(他の美容院はわかりません)
①薬剤除去
②phコントロール
③毛髪の疎水化
①の薬剤除去は、
パーマやカラー施術では酸化剤と言われるものを必ず使います。
特にカラー施術に言えることですが、カラーの薬剤は1剤と2剤に分かれて、
1剤と呼ばれるものには、代表的なものでアルカリ剤や染料など、2剤にはオキシドール(過酸化水素)でできています。
この2つをカラーの直前に混ぜることで、毛髪を明るくしながら、染料を発色することができます。
ここ問題なのは、アルカリ剤とオキシドール。ここでは薬剤除去でまずお話するでアルカリ剤は置いておいて過酸化水素のお話をしていきます。
オキシドールで、昔を思い出したなったあなた。手を上げてください。(`・ω・´)ノシ
昔中学や高校の時、徐々に明るくすることに使いましたね!スプレーなんかで髪につけ乾かすことを数日繰り返すと・・・あら不思議髪が明るくなるなっちゃいます。
これを読んでる良い子は、真似しないでね。
これは過酸化水素が徐々に髪の黒色の成分であるメラニン色素を分解して行くのでだんだん茶色くなってきます。
確か市販されているオキシドールは1.5%でしたが、普通に髪を明るくする時には約3%程度のものを髪につけます。
ここでなんとなくオキシドールの悪い所がわかってきましたね。
ヘアカラーをしたあとジョジョ・・・徐々に髪が明るくなってきてしまうこと、経験あると思います。
そうです。その原因の一つとして過酸化水素の残留です(もう一つは髪の状態がアルカリのまま)
ヘアカラー直後の髪を試薬を使って、過酸化水素が残留で調べると結構残留していることがわかります。
昔とった写真が見つかんない・・・
この残留した酸化剤(過酸化水素)が、カラー後髪を明るくしながらダメージを進行させていく原因の一つでもあるんです。
また頭皮なども少なからず残留しますので、それが頭皮の皮脂を酸化させ過酸化脂質に変えてしまします。
この過酸化脂質が肌にや髪にとって有害で、皮脂をより酸化させて頭皮からの匂いをくさくさせてり、肌のかゆみの原因を作ったり、さらに過酸化脂質が毛乳頭の所までやってくると、毛乳頭の髪の成長を止めてしまい抜け毛の原因を作ってしまったりしまします。ここがパーマやカラーでの薄毛の原因になってしまいます。
夏頭皮がくさくなりやすいのは、紫外線で皮脂が酸化されやすいからでもあります。(なので秋口にかけて抜け毛が・・)
では、フォトンではどのようにして除去していくのか
これまた続きます。
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